ブレーキキット

LCK619ブレーキローターは放熱性に優れるベンチレーテッドディスク構造のドリルドローターを採用。 材料の選択を最も重要視し、ブレーキディスクを製造する際の信頼性の高い材料を使用しています。各ディスクは、高品質アイアン（FC-25）とカーボン（ハイキャストカーボンとして知られている）を混ぜ合わせて製造されています。 両方の材料タイプを組み合わせたハイカーボンローターは、通常の鋳鉄に比べてブレーキディスクの摩擦係数がはるかに高くできます。通常の鋳鉄（特にFC-20 / FC-22などの低級鋼）で製造されたローターは、温度が500℃到達時には1.2〜1.5 mm膨張します。ハイカーボンローターと同等のLCKローターは比較すると約0.45mm拡大するだけで、過度の材料の膨張や歪みなしに、より高いレベルの応力と温度に耐えることができます。

ハウジング、ドリルドホール部等は剥げにくい電着塗装にてブラック塗装。またハウジングにはLCK619ロゴマークをレーザーで刻印しています。

ブレーキシステムの強度は、信頼性の高い連続停止力にとって常に重要です。 ブレーキディスクローターも、材料の選択はブレーキキットの完璧なパフォーマンスを確保するための重要な要素です。 キャリパーボディを製造するために、より高価なアルミ合金（T6-6066）を原材料として使用しています。 このT6-6066は、より一般的なアルミ合金（T6-6061）よりも耐久性が向上しており、極端な温度変化を受けたときに変形する可能性が低くなっています。 さらに、ブレーキキャリパーピストンは、標準の熱処理の2倍の時間を占める厳密なT651熱処理プロセスに準拠しています。 この改良プログラムでピストン強度はより高まり、ブレーキングに関連する過酷な条件に対してより弾力的になります。